
主に二つの事由があります。サイズと専門的知識です。多くの家族は主要なビジネスには恵まれていても、自分の資産管理に同じような時間とエネルギー費やすことはできません。 あるポイントを過ぎると、プライベートバンキングのサービスが個々の商品及びサービスに関して満足できるほど専門化されていないのではないかと 感じ始めるのです。そして家族にとって、より有益な選択をするにはフルタイムあるいは、 他と共有された専門家チームが必要なことに気づくのです。多くの富裕層は個人的資産を動かすことを楽しむのですが、 その為には相応な時間、体力、エネルギーを消費するのです。そこで、家族の資産規模と投資目標の為に、 運用責任を誰かに任せる方が賢明だということに気づくのです。
プライベートバンカーは比較的スタンダードな金融商品やサービスをほんの少し顧客のニーズに合わせた形に修正して提供 しています。それに比べ、ファミリーオフィスは全てがオーダーメイドです。ファミリーオフィスのサービスは家族によって様々です。このサービスは、イギリスやヨーロッパでは「エステイト・オフィス」とも呼ばれます。不動産所有がしばしばポートフォリオの大きな割合を占めるからでしょう。このようなサービスを活用することにより、 資産承継、相続、税金、法令順守、投資収益、及び家族の慈善的な目標を一つの総合的戦略にまで高めることができます。 これが外部からの干渉を受けないフルタイムのファミリーオフィスの仕事です。 この専門的資産管理サービスは単一家族または資金調達を計画している家族に対し焦点を合わせています。
主にファミリーオフィスまたはマルチファミリーオフィスについては3種類の支払い方法があります 。ファミリーオフィスのスタッフにとっての究極の目標によっては3種類を組み合わせた支払方法も使用されています。
1) 家族に対する最低基本料金が定められる場合。 多くの場合、基本料金は資産200億円のファミリーオフィスにとって1年当たり、最低2億円以上です。マルチファミリーオフィスの場合、20億円の財産に関し1年当たり最低4千万円が各家族に対し請求されます。あらかじめ決められた目標にもよりますが、典型的な家族が投資から得るリターンは多くの場合年間5-10%です。
2) 管理されているアセットに対する数パーセントを支払う方法です。多くの場合200-500億円の2-1%が1年間、半期、または4半期ごとに基本料金として請求されます。
3) 特別なリクエストやカスタムメイドの要求(外部の専門知識やリサーチまたはサービス対象外の人材資源を利用)に対しては時間当たりの料金をチャージします。法律の専門家の意見を聞くときには特に、オーダーメードなリクエストが高額な追加料金を発生させます。このような時間当たりの料金は法律家、会計または税金についての外部の専門家に関するものです。 不動産はしばしば海外で所有されており、ファミリーオフィスのスタッフは海外における影響等、不動産に関わる意思決定に関し海外の専門家の意見を聴取します。これらの支払いは仕事が完了次第または次回支払い期限内に実行されます。